Monday, October 8, 2007

光によって作り出される不思議な世界

写真を撮る、という行為にはいろいろな意味が含まれるとおもいますが、科学的とか機械的には「光を記録する」という言葉で説明できると思います。フィルムの撮影においては、フィルム面に届く光が記録され、記録された情報を後から再現できるということ。デジタルの撮影では、デジタルの撮像素子(CCDやCMOS)の表面に届いた光信号を電気信号に変換し、あとからパソコンのモニターなどで見られるようにする。いずれにしても、レンズを通して入ってきた光を記録していることに変わりはありません。

光には強いとか弱いとかだけでなく、波長によって表現される色もあるので非常に複雑な光模様を記録することができると言えると思います。そういったことを考えていくと、写真を撮影するときに最も重要な要素は光の状態である、ということがわかってくるわけですが、屋外での写真撮影においては撮影する時間帯によって光の状態がずいぶんと変わってくるため、同じ被写体を撮影しても雰囲気の全く違う写真ができあがります。また、フィルム撮影やデジタルのRAW撮影においては「現像」という行為により、写真を見る人に与える印象を大きく変えることもできる。

この写真は夕方、日が傾いてややオレンジ色がかったところで撮影したものです。良く言われることですが、早朝や夕方の光は柔らかく綺麗なため、ふんわりとした雰囲気の写真を撮るには最適なようです。逆に昼間の強い日差しのもとで撮影された写真はコントラストも強くキツめに写ってくるため、そういった写真表現の方向性を求める場合に最適な光の状態であると言えるかと思います。

「写真を撮る」という行為は「光をいかに読むか」によってできあがってくる作品の雰囲気を大きく左右するんだ、ということを最近特に強く感じています。
Posted by Picasa

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