Sunday, November 7, 2010

α55における高感度撮影について

巷で噂のα55ですがこれまでのα系カメラの中では抜群の高感度性能。ISO1600くらいまではあまり気にせず使えています。高感度撮影を試すときに暗いところで試してノイズだらけ、という人が結構いるみたいですが暗いところで撮ったらそりゃノイズだらけにもなります。明るい真っ昼間にISO1600とかで撮るとどう見えるのかを検証した方が良いでしょう。

それから高感度ノイズは技術的には減らすことは可能で、それをすると被写体の質感などが失われてしまうためノイズを減らすのか、質感を残すのかのトレードオフになるところがあります。また、ノイズも写真表現の1つの手段と考えれば必ずしもノイズは悪ではない。

とりあえず以下にISO100からISO3200までの写真を並べてみます。今見たらF値がちょっとずつ違うので厳密には同じように比較できませんがなんとなくで見比べてください。あまり差が分からないと思います。使用機材はα55にSONYの16-35mm/F2.8ZAというレンズです。PLフィルタナシ。明るさ、コントラストなどはいじっておらず加えた処理はリサイズのみ。


 ISO100

 ISO200

 ISO400

 ISO800

 ISO1600

ISO3200

写真に詳しい人(うるさい人)は虫眼鏡でのぞき込んで「いやノイズがある、ほらここ!」みたいなことを言いますが世の中の98%くらいの普通の人は 「違いが分からない」というでしょう。それを一般的には「実用的」と呼ぶのだと思いますが日本のカメラマニアはなかなかにして重箱の隅を突くのが好きな人 が多いようで、とあるカメラ関連メーカーの方もそういう人たちの考え方を変えていかないと日本の写真文化は。。。というような話をされていました。


と言うわけで、普通に写真を見る分には気にならなくないですか?

プロが写真の個展に出す写真としてはノイズが少なく綺麗な方が良いですが、素人がパソコンに保存しておいてたまに見るくらいなら十分でしょう。むしろシャッタースピードが稼げなくて写真としてブレて、誰が見てもイマイチ、という方が恐らく致命的。誰しもが完璧な環境で写真を撮る道具(例えば三脚とか)を持っているわけではないのだから。



マニアの間で流行りの、等倍切り出し写真も載せておきます。これをみるとノイズが結構あることがわかります。画面中央からやや右上を切り出したものです。トリミング処理のみ。





 ISO100

 ISO200

 ISO400
 
 ISO800

 ISO1600

 ISO3200

この写真もよーくみればきになるけど一般人がすぐ分かるほどの差はないかな、というところでしょうか。

個人的な結論としてはα55はISO100か200のときすごく良い絵を出してくれるわけではない(三脚を立てるとかいろいろ対策をした上でα900で撮影したほうが、より高品質な絵が得られる)けど、撮影者が意識せずそこそこの画質の写真を簡単に得られるカメラだと思います。

例えればホームラン級はあまりでなくてだいたいヒットから2ベースヒットくらいに収まるけど打率8割みたいなもんでしょうか。α900だと打率3割だけどホームランが多い、みたいなそんなかんじ?

いずれにせよα55はミラーショックが無いことによる恩恵も大きいようで、三脚たててミラーショック軽減させてとか手間をかけなくても良いのは楽ですね。

最終的には人によって判断も解釈も考え方も違いますがあまり詳しくない人があまり考えないでもそこそこ良い写真を量産できる、という意味ではやはりα55は良いカメラなのでした。
最後に都内某所高所からの撮影写真。これはα55+16-80/3.5-4.5ZA。手前はかなりシャープに写っていて奥に行くほどもやもやっとしています。ちなみにこれでもガラス越しです。レンズによる影響よりも東京の空気による画質低下のが著しいことがよく分かります。


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