Tuesday, January 3, 2012

Capture One Pro 6 によるLCC機能 その2

2012年はブログの投稿回数を増やしたいと思います(といってもそんなに簡単じゃないのでなるべく頑張りたいという程度の弱気な姿勢)。

以前紹介したCaptureOneProのLCC(Lens Cast Calibration)ですが、解析画像を撮るのにライトボックスを使えばいいじゃないか、という突っ込みをもらったということで試してみました。普段フィルム写真はほとんど撮りませんが、リバーサル用に小型のライトボックスを持っているのでそれを利用。

一応、電源を入れてから蛍光管が安定するまで10分ほど待ってから↓の写真のようにしてMマウント改造ホロゴン(G-Hologon 16/8改)を付けたM8で画像を撮影。白飛び、黒つぶれしないくらいの露出補正が必要です(多分普通は補正いらない)。気になった人のために説明しておくと、外付けのファインダーは21mmのフォクトレンダーです。ホロゴンの16mmにM8の1.33倍くらいするとだいたい21mmくらいの画角になるのでちょうどいいです。オススメです。もともと21mmのElmarit用に買った外付けファインダーです。


このライトボックスによる解析画像の撮影風景を横から見るとこのような感じ。

レンズ(ガラス)に何かが当たると悲しいので、ライトボックスの表面に何も無いように気をつけます。あと、表面にゴミや汚れがついていてもあとでめんどくさいことになるので、一通りチェックしてから載せましょう。

また、ホロゴン付属のセンターハーフNDフィルターを付けたバージョンも撮影しておくとあとあと便利です。けど、周辺減光補正はLCCを使えば補正できちゃうので、NDフィルターを使う必要すらない気がします。この辺はもはや宗教論争です。ベストは全部準備しておくこと。

こうして撮影されたLCC解析用の画像は以下の通り、画面下部でマゼンタに色づきしてることがわかります。日本のカメラメーカーだったらこんなカメラ死んでも発売しないだろうなぁ、と思いながらもライカ純正じゃないレンズを使っているわけだし文句は言えないということです。左右に微妙にシアンがかってますよね?


そんで、おもしろみはないですがLCC機能を使って解析した結果をプロファイルとして保存。↑の画像にプロファイルを適用した結果が↓の画像。綺麗にニュートラルにされちゃってます。ただのしろい均一な画像です。ボタン一発でできます。



ちなみにLCC補正メニューはこんなかんじ。
画面上部のオレンジ色になっているのがレンズ補正のメニューを選択した状態です。一応これはレンズを表しているらしい。また、ご覧のとおり、色転びと光量を別々に調整することが可能。ゴミ除去機能もあるのでいろいろ便利です。LightRoomよりもCaptureOneProの方が実践的な機能が多い気がします。



先ほどの解析用画像について、カラーキャストだけ補正して周辺減光を残した画像が↓になります。「これぞ僕らのホロゴン」とイワンばかりの周辺減光。これのおかげで楽しい写真がたくさん撮れるのだから、カラーキャスト補正だけでいいじゃないか!と思うかどうかはあなたしだい。左右で減光の様子が違うのはM8の撮像素子自体が均一じゃないから、だと思うことにしています。とはいえLマウントのG-Rokkorほどではないですね。



と、まあここまでが準備のお話し。普通に撮影した画像にこのプロファイルを適用してみましょう。

まずは1枚目、LCC補正なしの画像。画面の下の方がマゼンタになっていてこれはこれで味があるじゃないかという考え方はあるものの、小うるさいカメラマニアのおじさんに見つかるとやんやと言われてしまいそうな画像です。

こちらがLCC補正をかけて色転びも周辺減光も補正した像。原理主義者のカメラマニアのおじさんに見つかると、撮影した画像を電子的に補正するなどけしからん、と言われて小一時間説教されそうな写真です。

これがカラーキャストだけ補正して、周辺減光は残した写真。周辺の暗いのが残ったままなのでなんとなく画面中心部に目がいくような画像。画面左下にあるテーブルの雰囲気なんかは実はこちらのほうが味がありそうです。また画面左上のビルの雰囲気、画面右上の建物の暗さもこちらのほうが味があるかもしれません。カメラマニアのおじさんにもあまり文句を言われないで済むかもしれない。それでもきっとケチは付けてくる感じ。

いずれにせよ「これだからデジタルは…」と言われそうなハナシですが世の商業写真の99.99999.....%くらいはこんなもんだという事実を知らない人が多いのもまた事実かもしれません。

もう1つくらいサンプルがあってもいいかなと思うので街角にあった何年前のものかわからないガム販売機の写真です。ちなみにこれはウィーンで撮影したものです。

どれがどれかは説明しません。


というのもナンなので説明しておくと、真ん中(下)の画像が無補正、左の画像がLCC補正(カラーキャスト+減光)、→の画像がカラーキャストのみを補正した画像です。

一番雰囲気が出てるのは→の写真かなぁ、と思いますがどう思われますか?

また、このホロゴン以外の他のレンズ群+M8でもいろいろ試してみましたが、カラーキャストが起きるのはレンズの後玉がかなり出っ張っているものだけなので、普通のレンズはそこまで気を遣う必要がなさそうです。こうなってくるとスーパーアンギュロンをどこかで調達してこないといけません。

最後に、ホロゴンは絞りがF8で固定なのでプロファイルがたくさんいりませんが、普通のレンズの場合は全てのF値ごとに解析プロファイルを作っておく必要があるのでかなり手間がかかります。

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