Sunday, January 6, 2013

幼少期の記憶

自分の記憶があるのはなんとなく3歳くらいから。その頃住んでいた千葉県我孫子市の田舎マチは、電車が30分に1本くらいしかないところだった。自分は7歳くらいでそこから東京に引っ越して基本的に都会の人間になってしまったのである。


3歳くらいから7歳くらいまで住んでいた場所、といえば幼少期を過ごしたところと言って過言ではないはずで、記憶の中では自然豊かな場所で昆虫やらザリガニやらといった生き物と十分に戯れ、同年代の都会育ちとは大きく異なる経験をしているのである。

その場所を離れて四半世紀以上が経過したが、ふと思い立ってなんとはなしに訪れてみた。今まで何度も行こうと思いながらも足が向かなかったがその理由を知ることになる。

曖昧な記憶を頼りに駅から当時住んでいた家へ向かう。駅から遠いと思っていた場所は徒歩5分程度の距離であり、そこには見覚えのある家があり、みたことのない人が住んでいた。

その﨑の坂を下り、街を歩き、田んぼの道を行き、小学校を見て、毎日通っていたお墓の横を歩き、よく遊んでいた公園でブランコに座る。

記憶にあった街よりは随分小さく、高齢化が進んだのか寂れてしまった雰囲気と、なによりもドラえもんに出てくるのび太の住んでいる街にオーバーラップする感覚に戸惑う。人間の記憶とは曖昧なもので、過去を美化して記憶していたのか、当時は本当に輝いていたのか。少なくとも今の街から受ける印象と、子供の頃の記憶からたどれる街の印象には大きなギャップがあることには間違いない。

掲載写真は初めて買ってもらった自転車で転んで大けがした場所。もっと急で大きな坂だと思っていたが意外にも狭くなだらかな道だった。

記憶の曖昧さに驚いた以上に、この町について忘れてしまったことの多さに気がつく。残ったモノと、残らなかったモノ。その違いは何か。

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